エディンバラの旧市街エリアには、たくさんのビンテージショップや、古本屋があった。
初めての街を歩きながら、可愛らしいお店を見ているだけで、幸せでいっぱいな気持ちになった。
Iconic Edinburghという名前の、小さなビンテージショップに入ってみた。
おじいさんがひとりでレジに座り、狭い店内にはゴチャゴチャと可愛らしい骨董品や雑貨が並ぶ。テディベアたちが並んでこっちを見ていた。その中の1番小さなのを、持ち帰ることにした。レジにそれを持っていくと、店主のおじいさんは、「ロンの面倒を見るんだよ」と言った。
おじいさんはテディベアに名前をつけていたらしい。
お店の外には、おそらくおじいさんの手書きでLast few weeks Last chance shopping Closing down Januaryと書かれた紙が貼ってあった。
こんな愛らしいお店が閉店してしまうのかと悲しい気持ちになりながら、ロンをずっと大事にしようと思った。
もう一つの忘れられないお店は、Armchair Booksという古本屋である。
天井から床までずらりと本が並び、床にはペルシャ絨毯。人が2人通れないくらいの細い通路。
記憶から離れない。ワクワクするお店は、店主の愛が伝わってくるような気がする。
歩きすぎて足が痛くなりながらも、Calton Hillへ向かった。
大きな小高い丘で、街を見渡すことができる。
少し中心街から離れてゆったりしたい人にはおすすめだ。
外食をほぼせずに過ごしていたので、最終日には、The Edinburgh Larderというお店で、スコティッシュな朝食を食べることにした。見た目だけでも満足しちゃうような彩り。
これで11.95ポンド(1800円くらい)。朝食にしてはかなりの贅沢をした。
人気店なので、開店後すぐに人がいっぱいになり、相席になった。前に座っていたご夫婦はニューヨークから来たと言っていた。
エディンバラは、思い出すときに、あの時間は本当だったのかというくらいに、ファンタジー映画の中のようで、魅惑の街だった。
ここに住む人々は一体どのような気持ちなのだろうか。エディンバラが日常って…と思ってしまう。
ダイアゴン横丁のモデルになったとも言われているヴィクトリア・ストリートと、ハリーポッターの誕生地と言われているthe elephant houseの写真でエディンバラの旅の記録を閉じようと思う。
次はエディンバラからバスに乗って、きっとグラスゴーやハイランド地方に行くんだ。