時間が前後するけれど、2018年の10月にベルリンへ行った。ベルリンへはデンマークの学校から、約6時間くらいかけて、バスで向かった。
道中、窓からの景色はほぼ変わらず、どこまでも続く平野の中に、木々がたまに姿を現すような感じ。山のない景色が日本と違うなあと思いながら眺めた。
午後3時くらいにベルリンに着き、近くのアジアン料理屋さんであまり美味しくない夜ご飯を食べた。
ドイツの秋と言えば、オクトーバーフェスト。駅の近くの広場には、可愛らしい売店が立ち並んでいた。
寒すぎたので、ビールではなく、クリスマスにも飲むGlühwein(グリューワイン)というスパイスの入ったホットワインを飲んで、ポカポカになった。
次の日は、ベルリンの壁と、その近くにある地下鉄の廃駅へ訪れた。
ベルリンの壁にはたくさんの言葉や絵が書かれていた。
”we have never had to put a wall up to keep our people in"
Nordbahnhof(ノルトバーンホフ駅)
この地下鉄の廃駅は通称幽霊駅とも呼ばれている。ドイツが東西に分かれていた時代、西ベルリンと東ベルリンをつなぐ地下鉄が通っていて、東ベルリンに位置していたため、停車せずに通り過ぎていた駅である。当時はこの駅を使って東から西へ逃げようとする人々がたくさんいたという。
Bahnhof Poisdamer platz(ポツダム広場駅)
ポツダム広場は、かつてベルリンの中心地だったそう。第二次世界大戦で徹底的に破壊されてしまい、その後の冷戦時代は、ベルリンの壁で分断されていた。ここにあったSバーン(都市高速鉄道)の駅も、そのころは幽霊駅だったという。
今は再開発されて、現代的な駅になっている。
ベルリンの壁の一部がまだ残されて展示されていた。
ベルリンでは暗い過去の面影を目にしながら旅をすることになる。
続く...