いつもの通り、はじめてのベルリンではとにかく好奇心に素直に従って歩いた。
ベルリンに訪れたときには、ちょうどフィルムカメラと編み物に没頭している時期だった。
初めて買ったフィルムカメラは、デンマークの学校から近いドイツのフレンスブルクの骨董屋さんで買った。voigtlanderのものだった。使っているうちに、フィルムが切れなくなってしまい、ベルリンでは、自由な時間にカメラを探して歩いた。加えて、凍えるような寒い冬にも耐えられるような、マフラーを作るための毛糸を求めていた。
みんなと離れて1人で電車に乗り、目当てのカメラ屋さんや、毛糸屋さんに向かった。
大きくて優しい目をしたラブラドールレトリーバーを連れたホームレスのおじさん、ビールの瓶を何本も抱えながら嬉しそうにしているヘベレケの人など、いろんな人を見かけた。
ベルリンの地下鉄は、駅ごとに色やデザインが少しずつ異なっていて、可愛らしい。
デンマークやよく行っていたドイツの最北のフレンスブルクに比べて、街からは多文化が感じられた。ケバブ屋さんやアラビアンなお店が立ち並ぶエリアや、あらゆる建物にレインボーの旗が掛かっているエリアなどもあった。ドイツが昔から移民を多く受け入れているからであろう。生き生きとした多文化共生の雰囲気が、私は好きだった。
様々な色の毛糸がずらりと並んだ毛糸屋さんでは、棒針といくつかの毛糸を購入した。こんなのが作りたいんだというと、お店のおばちゃんが丁寧に説明してくれた。
いくつかのカメラ屋をまわってみたものの、予算に合うものがなく、カメラは購入しなかった。(このあと学校のカメラの先生にフィルムカメラを貸してもらうことになり、ラッキー)
こちらは街中の倉庫で開かれていた夜の市場。
お酒や食べ物を売るキッチンカーが沢山並んでいた。仕事休みの前の日の夜にこんなところに行ってビールが飲めたらいいなあ。
最後にベルリンで行ってよかったカフェと、どうしてもラーメンが食べたくなった人におすすめのお店を紹介して終わりにしようと思う。
The Visit Coffee Roastery
Cocolo Ramen X-Berg
このラーメン屋さん、行列のできる人気店だった。久々に食べたラーメンと、レモンソーダに感動して、これこれ!!!ってなったのを覚えている。
それではベルリンの旅録はこのへんで。