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旅の記録

Bangkok②

2日目

まずはいくつかの有名な寺院を訪れてみることにした。

 

はじめに向かったのは、ワット・ポー。あの黄金の涅槃仏で有名な寺院だ。ホテルの近くのLunphini駅から地下鉄に乗り、ワット・ポー近くのSanam Chai駅で降りた。ワット・ポーの最寄駅だからか、Sanam Chai駅の構内はキラキラしていた。

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駅から外に出ると、快晴の青空の下、カラフルで煌びやかな建物が見えた。

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ワット・ポーはすぐそこだった。

中に入ると、派手で力強い建造物が立ち並び、細かい装飾がこれでもかというほど全ての建物や彫刻に施されていた。

 

所々になんだか少し不気味な狛犬?だろうか。

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そして、涅槃仏はデーンと、横たわっていた。想像以上に大きく、写真を取ろうとしたものの、全てを一気に写すのは困難だった。頑張って足の方から撮影した写真がこちら。

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この足の裏の絵がまたすごい。

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穏やかな顔で寝っ転がりながら、人々の暮らしを眺め、何を思っているのだろう。

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その後、歩いていると、ワット・ポーの中にタイ式マッサージ30分320バーツ(約1000円)という看板を見つけた。観光客目当てだから、かなり高めだけれど、それでも安いので、試しに受けてみることにした。

 

中に入ると、ハッカのようなスーっとする匂いがして、髪の長い綺麗なお姉さんたちがたくさんいた。言葉は通じないけど、そこそこ!という肩や背中の凝っている部分をゴリゴリしてくれた。すっかり身体が軽くなり、帰りにハーブティーのようなドリンクまでもらい、大満足だった。

 

ほぐれた身体で次に向かったのは、ワット・アルン。よく旅番組で見る、川の向こう側にあるあの寺院には、どうしても行ってみたかった。

まずは近くのトゥクトゥクを見つけて声をかけ、舟乗り場まで連れて行ってもらった。船乗り場は、薄暗くてごちゃごちゃした市場みたいになっていた。他の観光客たちと一緒に船に乗り、揺られながら向こう岸にあるワット・アルンに着いた。

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ワット・アルンもまた、派手な装飾が施されていた。広い公園のようになっていて、自然に囲まれていた。ワット・アルンそのものを見てもあまり感じることはなく、私は船に乗って向かうという行程を求めていたのだと、気がついた。

 

お腹も空いたので、お昼ご飯を求めて、ワット・アルン近くの街を歩くことにした。混沌としたした路地が続いた。バンコクにもセブンイレブンがあり、その前に修行中であろう僧侶や、学生たちがたむろしていた。狭い路地には洗濯物が紐で干してあった。そんな世界の日常を眺めることが旅の中での1番の楽しみである。

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歩いていると、なんだか素敵なお店を発見した。TANAというお店。タイの家庭料理を提供している小さなレストランだ。

ここで食べたこの料理が忘れられない。

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本当に美味しかった。店主のおじちゃんとおばちゃんは、優しく微笑んで、どこから来たのと話しかけてくれた。バンコクで家庭料理を求めている人はぜひ訪れてほしい。

https://www.instagram.com/tana.bangkok/

 

その後、カオサン通りに行くべく、またトゥクトゥクを捕まえることにした。お兄さんに値段を聞くと、観光客価格でかなり高い値段を言われたので、ちょっと高すぎるから他のトゥクトゥクにする!と言うと、値下げしてくれた。初めて値段交渉に成功した。

 

トゥクトゥクで、交通量の多い道路をスピーディーに駆け抜けた。窓もシートベルトもないのに、予想以上にスピードを出すので、結構怖い。事故ったら死ぬな。と思った。(この旅で死ぬかもしれないと思ったのは2度目)

 

カオサン通りに着いた。カオサン通りと言えば、世界中からバックパッカーが集まる通り。クラブやホステル、バーの看板がひしめいていた。

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夜になったらネオンがギラギラ輝くのだろうと想像しながら歩いた。すると近くのおじさんが声をかけてきた。この後どこに行くか迷っているんだという話をすると、紙に色々書いて渡してくれた。優しすぎるので、何かを要求されるのではないかと疑ったが、ただの優しいおじさんだった。笑顔で手を振って別れた。世の中には温かい人が多くいる。

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帰りはバスに乗ることにした。バスのお姉さんが渡してくれた乗車券は、切手のように小さかった。

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その夜は、チャーンビールを飲み、パッタイを食べた。

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歩き続けたので、ホテルに帰るとすぐにベッドに飛び込み、熟睡した。

 

 

続く...