映画『Amelie』の舞台を巡ることも、この旅の目的の一つだった。
中学生くらいの時に、初めて観たフランス映画がAmelieだった。なんとも奇妙な世界観と、愛らしい映像、美術、サウンドに惹きこまれた。アメリの住む部屋はいつまでも私の憧れである。
映画の主人公アメリが働いているカフェ、Cafe des Deux Moulinsは本当にパリに存在するのだった。
わ〜本当にこのまま…。好きな映画の舞台に訪れることって、なんだか自分が映画の世界にいるような感覚で、嬉しすぎて、ニンマリが止まらなかったのを覚えている。
店内はこんな感じ。こんなカフェに通いたい人生だった。ちなみにフランスの人々は、コーヒーといえば小さいカップでエスプレッソを飲むみたい。友達の家にもエスプレッソ用のコーヒーメーカーがあった。朝に濃〜い目覚めのエスプレッソを飲むのが定番のよう。
フランスだけでないけれど、ヨーロッパではカフェの外のテラス席が人気で、みんなサングラスをして、思う存分日光を浴びている。
もちろん、ここに来たからには、これを食べなくっちゃね。
映画にも出てくるクレームブリュレ。カリカリ香ばしく焼かれた表面部分をザクっとスプーンで叩いて、食べる。アメリのささやかな遊びの一つだ。
このカフェは、モンマルトルの丘を降って、少し歩いたところにあった。
モンマルトルは高い丘になっていて、頂上にサクレクール寺院がある。
こんな感じで、階段や坂を登っていく。
そうすると辿り着く、サクレクール寺院
モンマルトルは、まさに映画の舞台。ああ〜ここ!本当に来ちゃったんだと、夢なのか現実なのかちょっとよくわからなくなる現象がここでも。アメリが恋に落ちるニノが働いていた移動式遊園地があったところ。
モンマルトルは、かなり高い丘になっているので、頂上まで登ると、パリの街並みを見渡すことができる。この日はとてもいい天気だった。鳩もたくさんいた。
最後に、アメリが石を投げて水切りをしていた、サンマルタン運河で、終わりにしよう。夢だけど、夢じゃなかった〜!