アテネ3日目は、曇天で、凍えるような寒さだった。顔に冷たい風を感じながら、眉をひそめていた。
Agoraと、Areopagusに足を運んだ。
Agoraは、ソクラテスのような哲学者や、市民たちが話し合う場所だった。もちろんゴシップなどもよく起こっていたとのこと。人々はどの時代も同じだ。
寒すぎるのでマフラーを巻き、そのあとは国会へ向かった。国会議員の方が、ギリシャの国会について熱弁してくれた。ギリシャ語なまりの英語は、驚くほど聞き取るのが難しかった。元々風邪をひいていたけれど、寒さで悪化したようで、アテネの国会の中で寒気がしてきた。あ、これは熱かもしれない。と思った。
その後のフリータイムで皆が街に向かう中、友達とホテルに帰って早く眠ることにした。道中に買った、ギュロスがとても美味しかったので、ギリシャに行く人にはぜひ食べてほしい。
ギュロスは、グリルした豚肉を削ぎ落としたもの、フライドポテト、トマトやレタスなどがピタパンに包まれているようなB級グルメで、少し酸味のあるヨーグルトソースがまた美味しい。
シャワーを浴びて、6時すぎに眠り、14時間もぐっすり寝たら、翌朝には元気になった。
4日目はByzantiske museumへ。
キリスト教の歴史のある作品や、宗教画などが展示されていた。美術館の外にはオレンジの木があり、白壁に緑とオレンジが映えていた。
夜は皆で夜景が綺麗なレストランに行った。どの料理も量が多く、シーザーサラダを頼んだけれど、それでも食べきれなかった。基本的にアテネのレストラン、大満足の量で出してくれる。その後はBeer timeというbarへ行って、サングリアを飲んだ。
https://instagram.com/beertime.athens?utm_medium=copy_link
現在と古代が混在した街に、私は異様なほどに惹きつけられた。街中の落書きも、ストリートミュージシャンも、猫も、ゴミの落ちた道も、全て好きだった。
また行くよ、アテネ。
コペンハーゲンの空港に着き、バスで学校へ帰る途中、車窓から見えた日の入りが美しかった。デンマークには山がないから、遠くまで見渡せる。心がすっとするような景色だったのを覚えている。