オスロから、小さな小型飛行機に揺られながら、トロンハイムに向かった。
目的は、ノルウェー科学技術大学(NTNU)で日本について学んでいる学生たちと会うためだ。
NTNUは、広大な土地にあり、森に囲まれた本当に素敵な大学だった。
大学の中も、天井がガラスでできていて、常に光が差し込む構造になっていた。
そこで学ぶおそらく同い歳くらいの学生たちは、背が高くてとても大人に見えた。
トロンハイムは、水辺に立ち並ぶ家々の姿が有名な街。
オスロよりも田舎だけれど、丘に立ち並ぶ家々は可愛らしく、庭も広く自然豊かで、ああ将来こんな家に住みたいと願った。
こんな家々が建ち並んでいた。
こちらは街の中の花屋。
ヨーロッパの花屋はとにかくどっさりボリューミーに花が置かれている。
花の値段も日本より安いような気がする。花をプレゼントしたり飾ったりすることが多いのかもしれない。
川辺のベンチに腰をかけ、楽しそうに話す女の子たち
なんでもない場所で、ただ話をする時間を大切にしているなあと、つくづく思う。
トロンハイムで面白いものを見つけた。
Sykkelheisen Trampe(The Bicycle Lift)である。自転車で坂を登るのが大変だという人のための、謎の装置である。自転車に乗ったままレールに足を乗せていれば、上まで押してくれる仕組みになっているよう。。。
坂が多いトロンハイムならではの装置だが、これが本当に使えなさそうだった。
坂も緩やかだし、普通に自転車を漕いだほうが絶対に速い。
最後に、トロンハイムでの1番の思い出は、Kristiansten Festing(要塞)に行ったことだ。
青々とした空の下、丘の上にそびえ立つ真っ白の要塞は、嘘のようだった。
丘からは街全体が一望できた。
サイクリングをしている人々、風に揺れる木々、可愛らしい家々
この要塞は、1681年のトロンハイムの都市火災の後に建設され、その後東部からの攻撃から都市を保護したという。
この丘で日向ぼっこする人々もちらほら。
また行けたらいいな。